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2011年3月23日水曜日

【釣れない釣り日記】3月某日、山梨県笹子川リベンジ(後編)【やはり師匠はすごかった】

(中編より続く) 

そんなこんなで3人で一服しつつ竿の話などあーだこーだしたあと、また釣りあがることに。Iさんはどっかに行ってしまったが、師匠は「僕は後ろからでいいからどんどん釣ってきなさいよ」とのこと。「僕はどこでも釣れるから後からついてくよ」だそうなw 
なにしろ師匠の言うことだから分かりました、ってなもんでまたちょこちょことカワムシを採取して釣りあがって行く(師匠、自分のカワムシまでこれいいよ、などとわけてくれる。やさしすぎる)。しかしそう簡単には釣れない。が、師匠を見ると僕が荒らした場所でもう釣ってるw 
これは素直に教えて頂いた方がよかろうと思い、「ちょっと見ててもいいですか?」とお願いするとあっさり「いいよー」とのこと。 
しばらく見てる間に1,2匹小さめのをを釣り上げたのだが、僕の目にはアタリがあるようには見えない。ところが師匠は1投ごとに「今2回つつかれたっぽいんだけど多分チビだなー」などと言ってる。なんなんだ? 

正直に「見ててもアタリが全然わかんないですよー」と言うと、師匠、 
「オモリを見てるんだよ」とのたまう。なんだそりゃ?? 
僕の目にはオモリは見えてないし、そもそも見てない。普通目印見るでしょ。話を聞いてみると「こういう浅いとこは錘は水面に出しちゃった方が分かりやすい」とのこと。結構色々調べたけどそんなテク聞いたことないぞ?? 
他にも竿の立て方、流し方、とめ方、合わせからの動作など基本的なところから教えてくれる。最初は教えるつもりなんかなかったと思う。本当にありがたいことだ。初心者過ぎてよっぽど不憫に 
思ったのかも知れないなww 
(教えてもらったことはここに書くと長くなるし、文章では説明しにくいので僕と一緒に釣行する人があれば直接説明します) 

さらに面白いのが師匠の仕掛け。7.2mの竿に1号通し、針は7.5号である。 
針が大きめなのはともかくとして、1号というのはすごい。1.2号の時もあるそうだ。分からない人も多いだろうから説明するが、1号と言うのは渓流釣りの糸としては相当に太い。それも道糸だけに使うというのならまだ分かるが通しと言うことはハリスまで1号ということ。はっきり言ってありえないほど太い。 
(ちなみに僕の仕掛けは5.4m軟調子竿(http://p.tl/BvdP)+道糸0.6号+ハリス0.3号+針5~6号半スレ) 
何しろ、世間ではゼロ釣とよばれる細糸仕掛けが主流なのだ。中には0.0X号などという超細糸仕掛けを使う人もいる。(ここまで細いと仕掛けも作りにくいし見失いやすいw) 
これは魚に糸を見せないこと、エサを自然に流すこと、魚がエサを咥えたときに違和感を感じないことを目的としてるのだが、師匠の言い分は全然違う。 
「ヤマメのあんな小さい脳みそで、これは糸がついてるから食わないとかないよw」 
「ヤマメは早合わせだから問題ないよ」 
「細いとでかいの釣れないし」 
ちなみに竿が長いのは、ヤマメに気づかれたくないのでできるだけ川から離れて竿を出すため、だそうだ。 

また、師匠いわく「一瀬に一匹」 
笹子川の場合、川幅がないものの小さな落ち込みが多くある。その落ち込みと落ち込みの間にはたいてい1匹はいるし、逆に1匹釣ってしまったらそこで粘ってもなかなかいないよと。いたとしても2匹目は警戒してるので難しいということもあるようだ。やはり試してダメなら移動、釣ったら移動でどんどん動いていった方がいいということだな。 

もっともっと聞きたいけどいつまでもくっついてても迷惑だし、やっぱり自分で試したい。 
早速挑戦だ! 
師匠の10mくらい上の瀬で教わったやり方を試してみる。と、なんと何投目かであっさりヒット! 
おおお。こういうことだったのかー。お師匠様の言うとおり!正直オモリは見えてないが、竿の出し方を変えただけでアタリは今までよりずっと分かりやすい。というか細かい変化がちゃんと読み取れる。今まではアタリがなかったんじゃなくて見逃してたというわけだ。渓流釣りのアタリが細かいことは昔から知っているつもりだったが、僕が思ってたよりもはるかに微細なアタリもある、ということで、これを拾えるようになれば釣果アップは間違いない! 

「お、釣れたねー」師匠もうれしそうである。せっかくのご教授に報いることができて僕もうれしい。 
この後は爆釣とまではいかないが、数十分で3匹ほど上げた(師匠はもちろんもっと上げている)。一番よさそうな淵では岩の陰のポイントを読みきり、アタリもしかと感じ取れたもののカスリ。もう一度挑戦したがまたもカスリ。一瞬のことだが手ごたえが重かったので非常に悔しかった。少し下で師匠も見てたらしく「惜しいねーー」。 
だがまあその先の淵で18cmを2匹立て続けにあげることができたので良しとしよう。 
師匠も「お、いい型だねー」などと持ち上げてくれたw 
(本来であれば写真を撮っておくところなんだが、師匠が追っかけてくるのでとてもそれどころじゃない。文字ばっかりになって申し訳ないがご勘弁ください笑) 
ここではエサはクロカワだった。どうも僕にとってクロカワムシは縁起がいいようだ。これからも大事にしてやろう(って針に刺して魚に食わせるんだが)。 

この後、師匠は「釣ったのさばこう」とカッターナイフでどんどんさばき始めた。僕もはさみを使ってさばいていく。師匠のさばく速さは僕の数倍。さばくのも速いw 
師匠、「おう、これお土産にもってけ」と魚をこっちに放りはじめる。「もってけもってけ」どんどんくれる笑  
「あ、いや、でも、そんなにいいっすよ」 
「うちにいっぱいあるからいいんだよ。もってけもってけ」 
結局全部で10匹以上もらってしまう。ニジマスやイワナまで。 
(イワナは帰りに日野の人に奪われました笑) 

この後も釣り登っていくが二人ともアタリが少なくなってきた。時間も少なくなってきたので、最後によさそうな落ち込みをやって終わり。 
ここでは落ち込みへの落とし方、水中での動きなんかも教えてもらう。これは前々から知りたいことだったので非常にありがたい。ああいう(といってもわからんだろうが)巻き込み方をするとは思わなかった。 

笹子駅まで歩きながらご家族の話や、過去の釣りで負った重症の話など。道中、師匠は途中で催したらしくTSB笑 
駅についてちょっと待つと運良く立川行きが来たので一緒に帰る。帰りにも色々と話をして日野駅で別れることに。「次回お会いするときはちゃんと釣れるようになっておきます」と言ったら師匠も笑ってました。 

軽くマックに寄った後で日野の人のお宅へ。お土産を渡して自慢話をしつつ、小さいのを塩焼きで食べます。 



うまいっっっ 

なんとか今年初めてのヤマメも釣れたし、美味しいし、釣り方も勉強になったしと素晴らしい釣行となった。しかしなんといっても師匠に出会えたことと、笹子川の素晴らしさを知ったことが今回最大の収穫であった。 

本日の釣果 ヤマメ ~18cm 6匹 
おみやげにもらった魚  ヤマメ、イワナ、ニジマス 大小あわせて10数匹 

<了> 

【釣れない釣り日記】3月某日、山梨県笹子川リベンジ(中編)【虫取りも楽しいよ】


(前編より続く) 

川に下りたM師匠と僕。 
ちょうど前回、上から釣り下がってきた終点の堰堤上だ。 
師匠は長靴に履き替え、浅瀬へと入っていく。僕は膝丈のウエーダーを履いてきてるのでそのまま。手を入れてみるとマジ冷てえええ笑 
というわけで早速カワムシ取り開始だ。 

師匠いわく 
「こういう浅い瀬にはよくいる」 
「葉っぱがいっぱいあるようなとこがよい」 
「でかい石だけでなく小さい石にもついてるからどんどん裏返せ」 
やってみると取れる取れる。 
小さくて使えないものも多いが、かなりでかいのも取れた。クロカワ虫など青虫並みのやつがいる。あんなでかいの初めて見た。 
一番良く取れるのがヒラタと言われるやつでヒラタカゲロウの幼虫。渓流釣りでは一番良く使われるが小さくて薄いのは使いづらい。 
それからクロカワ虫。これは真っ黒で形が毛虫っぽいので嫌いな人は嫌いだろうな。だが僕は初めてカワムシを使ったときに1投目でスパンとヤマメが釣れたので印象が良い。師匠はほとんど使わないそうだ。石の裏に自分で吐いた糸と小石で巣を作る。あんまり暴れないので取りやすい。田舎では食用にするところもあるらしい。佃煮にでもするんかな。 
あとはキンパク。カワゲラの幼虫で。これもボチボチ取れる。小さいのが多いが、この時はコウロギ並みにでかいのが取れた。ちなみにコウロギも取れればエサに使えるらしいな。あとはクモとか。去年何回か見つけて使ってみたが釣れたことはない。 

しかし、カワムシ取りは疲れるしめんどくさいと思う部分もなくはなかったのだが、やってるうちにだんだん楽しくなってきた。この辺にいそうだなと思って石をめくり居たり居なかったり。大きかったり小さかったり。見つけても逃げられたり。釣りと同じじゃんw 
楽しすぎてウエーダーが短いことを忘れてかがんでしまい、左足に水を入れてしまったw 

てな感じでカワムシをいっぱいゲットした。いよいよメインの釣りタイムである。 
ここで師匠、「僕が教えられるのはカワムシ取りくらいだからこの辺から好きに釣り登っていって見るといいよ。僕は下がってくか上の方に行ってみるから」 
と言い残しスタスタと去ってゆく。 
師匠の釣りを見てみたいものの邪魔するのも悪いし、独りの方が気楽に色々試せる部分はあるので「ではまた~」てな感じで釣り開始。カワムシ取ったところじゃ釣れないので少し上に登っていく。前に一度通ったところなので川の様子はだいたい予想が着くのだが、前回は全然アタリがなかったのでどうかなーと思いつつ釣りあがる。
 





(あいかわらずボケボケ) 

キャスト。アタリなし。 

キャスト。アタリなし。 

キャスト。アタリなし。 

あきまへん(´Д`) 

しばらく釣りあがったがどうもいかんなーということで川を出てもっと上に行ってみることにした。 

途中、端を渡ったところで一里塚を発見。 





「江戸日本橋より二十五里」 
大体100kmかあ。なんかキリがよくってうれしいね。 

先ほど渡った橋に平行して古い橋が架かってるので、そこから川を見てみる。 
ここで自分撮影用ならボケないことを思い出したので撮影してみる。 

上流側。 



下流側。堰堤がある。 



地元っぽいおじさんが独り釣っている。しばらく見てたが釣れなかった様だ。 
だが堰堤下で釣ってる人もいるし、上もいけるかなと思い、上流の写真の左側から降りられるところがあったので川に下りてみることにした。 
しかしなかなかアタリがこない。途中、アタリかな?と思うものもないわけではなかったがはっきりしない。なかなか釣れないなあ。 

少しつり登っていくとだんだん川が細くなってきて、狭いところだと川幅2m程度なんてとこもある。 
そんな狭いとこだが落ち込みを中心に攻めていく。全然釣れないまま登っていくと他の落ち込みとちょっと違う感じの渦をまいてる落ち込みが。どうも気になる。 
狭いし居てもチビヤマメだろうなあと思いつつ2、3度沈めてみたらクイと動いたような?! 







キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!! 




今年初めてのヤマメちゃん。 
サイズはないがまあまあ綺麗で可愛いヤツである。パーマークはちょっとぼやけた感じ。 
いやーうれしいなーーーーーっと。君に会いたかったのだよー。(食いたかったのだよー) 
ここにくるまでにカワムシをなくしたのでエサはイクラだった。 

1匹居れば近くにはもっと居るのが釣りの鉄則。 
チビヤマメなら同じポイントに数匹居ることもあるので試してみたがさっきの落ち込みでは出ない。少しづつ登りつつポイントポイントを攻めていくが釣れないのでここらでちょっと一服することにした。 

と、ここで 
「おーい。どうだい?」 

師匠登場である。 
「なんとか1匹上げましたけどダメですねー」などといいつつ近づいてみると師匠の手にはレジ袋。ぬぬぬ。すでに10数匹入っている。しかも中には20cmオーバー(20cm台後半?)のニジマスとイワナまで!? 
師匠すんげえええええええええ!!!名人すぐるっ!! 
師匠いわく、「放流モノ(ニジマス)がまだ残ってたよー。ニジマス嫌いなんだけどなー。」 
(後で聞いたらホントに嫌いでゲジゲジと呼んでいるそうだw) 

と、そこへ先ほど橋の下で釣ってたおじさん登場。桂川漁協のキャップをかぶっている。やっぱり地元の人であった。(どうやら実際漁協の方で、自宅でも入漁券を扱ってるIさんらしい) 
「おう、Mさんどうよ。お、流石だねー。」とホントに旧知の仲という感じ。 
そしてIさんいわく「この人は本当に名人で別格だからなー。比較になんないよ。」とのこと。 

吹くような性格の人ではないことは分かってたし疑っていたわけではないが、電車で聞いたことはすべて本当であった。というか本人が話した以上の名人っぷりである。これはほんとに師匠にするしかない。この瞬間、僕は心の中で勝手に弟子入りすることに決めたのである。 


(続く)

【釣れない釣り日記】3月某日、山梨県笹子川リベンジ(前編)【秋山川の予定だったんだが】

解禁釣行以来、半月経ってしまった。 
3月は仕事が立て込んでしまいまったく行けないでいるうちに大震災発生。どうしようかなーと思ってるうちに電車が動かなくなったり。 
まあこんなご時世ですしちょっと自粛するべえかあという気持ちもないではないのだけど、釣りは移動を除けばエネルギー使わないし、行ってしまえば自宅の電気も消せる。 
かえって良いのではなかろうかということで行ってみることに。 

行くとなればともかくエサが必要。半生イクラを作る。これは片栗粉をまぶして新聞紙で軽く乾燥させるだけ。だいぶ慣れてきたし簡単だ。 
あとはミミズくんも前回買ったのがまだ生きている。カワムシが取れれば最高だがこれは現地調達。行って見なければ分からない。 

で、問題はどこに行くか、なんだが、まずはあきる野の秋川か奥多摩川に行くかで悩む。 
なんといっても前回ボウズなわけで今年1匹も釣ってないということもあり、今回はぜひ釣って帰りたい。まずは1匹でいい。釣って帰りたいのだ。 
どちらの川も解禁直後の喧騒からはそろそろ落ち着いてきただろうし、いくらか川を知ってるというアドバンテージもある。とにかく1匹目を釣るためには少しでも条件が整ってるほうがいい。川を知らないと移動の判断が鈍ったり移動に予想外の時間がかかったりしてかなり影響が出るものなのだ。 

というわけで迷いつつ、日野の人の要望もあり(今回は彼は同行しないが)、秋川に気持ちが傾いてきたところで問題が勃発。帰りの電車が遅いのだ。 
震災後、JRのダイヤは大きく変更されて特に田舎の方は極端に変わっている。五日市線の場合、行くのには特段問題はないのだが、14:00~19:00まで電車がまったく動かないのだ。 
釣りは通常17:00くらいには終了して帰るのだが、そっから2時間もある。飲んで帰るという選択肢もあるにはあるがこの日は約束もあり、あまり遅くはなりたくない。 
というわけであっさりと秋川は止め。奥多摩はさらに電車状況が悪いので却下。 
ほかにどっかないかなあと考えたのが上野原の秋山川(http://p.tl/rzZR)。これは都留市の方から相模湖まで流れてる川で、小さな川だが天然モノの綺麗なヤマメがいると聞く。下の方はウグイが多いという話もあるが、今冬の寒バヤ釣りに失敗した身としてはヤマメがダメならウグイ君に遊んでもらうのもそれはそれで一興だろう。なんかどんどんダメな発想になってる気もするが。 

というわけで秋山川に向かうつもりで9時過ぎあたりに家を出る。 
まずは駅前のすきやで腹ごしらえ。

 
(今回はiPhoneのカメラの調子がすこぶる悪くピンボケなため小さい写真でお送りします) 

どうでもいいが定番ネギ玉牛丼である。 
定食を食べようと思ってたのだがメニューにない。なくなったかと思ったがあとでサイトを見るとちゃんとあるな。よくわからないが。 

まずは高尾行きの電車に乗り、今日のコースについて色々と思いを馳せる。この時間は結構楽しいものだ。 
高尾駅で甲府行きに乗り換えガラガラの車内にいると、乗ってきたオジさん(俺もオジさんだが)が「兄さん、釣りかい?」と声をかけてきた。 
「そうなんです」と返すと「俺も行くんだよ」とオジさん。なかなかよさそうな人だったので道中釣り談義に。お互いの釣り遍歴やら道具立てなどなど。 

この方は奥多摩出身、多摩在住の植木屋さんで年齢は60代。とりあえずMさんと呼んでおこう。 
若いときから釣りばっかりやってたらしく、この辺の河川はもちろん、全国で行ってない川はない 
んじゃないかというくらいお詳しい。昔は北海道で釣った魚(バカでかい)を東京の料理屋に空輸した稼ぎで食ってたというくらいで要するにプロつうか漁師だなw 
今もお弟子さんを連れて行って教えてたりするそうな。連れて行くと面倒見なきゃいけないから大変だと。また、そこら中の川に知り合いがいて顔が利くらしい。ちょっとおしゃべりでキップがよくって気が短そうなところはなかなか職人っぽいが、過度にべらんめえでもなくとても話しやすい方だった。 
写真を撮らせてもらおうかとも思ったが言い出せなかった(今度会えたら撮らせてもらおう)。 

そんなわけで、どこに行くの?という話になり、秋山川だと言うと、Mさんは笹子川だと。 
前回行った話もちょろっとしたりしてたんだが、Mさん、「良かったらカワムシ取れる場所や取り方教えてあげるよ。一緒に行かない?」とのこと。 
一瞬迷ったが、こんな機会は滅多にあるもんでもないし、急遽予定を変更して笹子川に同行させて頂くことにした。独りの方が気楽でいいが、うまくすればベテランのテクを盗めるかもしれないしね。 



笹子駅(http://p.tl/QqbF)に着いて驚いたのだが雪が積もっている。降ってはいないしそれほどの量ではないがやはり寒い。寒いということは水が冷たい。冷たいということはお魚の動きも鈍い。いやな予感。 
しかしM師匠は「大丈夫、大丈夫」と川に下りていく。 

(続く) 


【釣れない釣り日記】3月上旬(震災前)、山梨県笹子川、かいきん釣行【遅くなりました】



未曾有の大災害もあり、日記をアップするのも遅れております。 

3月に入り関東全域で渓流解禁が進む中、2月後半より仕事が急に忙しくなり、まったく釣りに行けないでイライラをつのらせておりましたが、ついに行ってまいりました。 

個人的解禁釣行に選んだのは山梨県桂川の支流、笹子川。 
理由の一番は奥多摩川や秋川の解禁祭りに与したくなかったというもの。なんでも何千、何万匹と放流された魚が3日で95%釣りきられちゃうとか。そんなん渓流釣りでもなんでもねえ。解禁放流で子供でも釣れる魚を40匹釣った70匹釣ったとか自慢してる馬鹿は一生釣堀で釣ってて下さい。 

その点、笹子川は放流も下流部のみで人も少ない。上流のヤマメは天然、あるいは準天然モノ(発眼卵放流、あるいは稚魚放流より生育)で本流に比べ型は小さいものの魚体が美しく、しかも魚影が濃いと聞いていたのだ。 

今回はいつものように単独行ではなく、相棒である日野の人と一緒。彼とは昨年から2度ほど一緒に行っているが一緒に行った場合では2人ともまったくのボウズである。 

まずは彼の愛車に荷物を積み込み10:30頃日野をスタート。わりとのんびりである。大垂水峠(甲州街道)を越えるのはヤダという彼の意見に従い八王子インターから中央道で大月を目指す。 
途中、日野の人が腹が減ったので談合坂SAで食おうと言いだすが、僕は基本SA飯が嫌いなので、すぐ大月だから降りてラーメン食おう、iPhoneのぐるなびで検索したからばっちりだというと了解してくれた。 
というわけで、大月で高速を出てラーメン屋へ。 

ぬ。 

閉店している。 

ぐるなびの馬鹿野郎~~~~ 

その後、笹子に向かいつつ飯屋を探すがまったくない。全然ない。どこまで田舎なのか泣 
などとやってるうちに笹子駅まで来てしまった。 
駅といってもポツンとあるだけで何もない。 

が、駅の手前に笹一酒造という酒蔵があり、見学ツアー用のお土産やさん的ドライブイン的建物を発見。もしかして、と思い覗いてみるとありましたー。そば屋。 
彼はラーメン、僕は天ぷらそばを食ったが、これがまたなんというかかなりSA的な飯だった笑 





駐車場にはどでかい太鼓が。 
なんでもギネスブックに登録されてる世界一でかい太鼓だそうな。いちおうサンバチームに所属しており楽器好きな私としては気になる。 



さらに隣にはどでかい馬と武将の像が。武田信玄か? 





て、実物大の世紀末覇王様ではありませんか。なんでだ笑 
しかしラオウもでかいが黒王号もでかい。 

笹一酒造さんのサイトはこちらです。そのうち飲んでみよう。 
http://www.sasaichi.co.jp/ 

まあそんなこんなで空腹を満たしたのでマーキングなども完了し、いよいよ釣りである。 
車を置けそうなところを地図で探し、少し登ったところに車を置いて入渓。 


渓相はまあまあ。水はすこぶる綺麗で臭いもしない。川幅が狭いが今回は安物の360cm竿しかもって来てないのでこんなもんでいい。水量が少ないのは気になるが、ま、やってみるべ。 

今回の仕掛けは道糸0.6号、ハリス0.3号、針はイクラ6号だ。 
堰堤下から始めて釣り下がっていく。 

ダメだなあ。アタリなし。 

移動。 

日野の人は堰堤下で粘ってたのでダメなら移動したほうがいいぞと誘って降りていく。 





うーむ。 

ないか。 

移動。 





うむむむむ。 

あかん。 

移動。 





ずーっと降りていって高すぎて降りられない堰堤まで来たがまったくダメである。 
うんともすんとも言わない。魚いないのか? 

ここはあきらめて下流に移動することに。(こっからは写真がありません) 

車に戻り、笹一酒造で再度マーキング。 
笹一前で川を確認などした後に車で下流に向かう。途中川の様子をチェックしながらよさそうなところを探す。 
と、ここならいけるんではないかというところを発見。水量も多く、大岩がゴロゴロしてる大場所だ。いかにも潜んでいそうに見える。 

早速2人で始める。 

が、 

やはりアタリがない。 

日野の人を置いて釣りあがって行く。だがダメだ。 
結局1時間ほどでギブアップ。 

これから移動しても釣る時間はないなということで帰りがてら葛野川をチェックしに行くことに。 
去年一度来た川であるが、釣った場所は少ない。源流方面はまだまだ面白そうなのでいずれまた来て見たい。 
高速に乗るため大月に戻ってきた頃には日が暮れ、なんと雪が降ってきた。もう3月なのになあ。 
釣れない僕らのさびしい心をさらに凍てつかせる哀しい雪であった。 

とぼとぼと日野に帰るがこちらもやはり雪であった。 





というわけで今シーズンの初釣行は見事ボウズ。 
日野の人とは一緒に行っちゃいけないのだろうかw 

2011年3月1日火曜日

【釣れない釣り日記】かいきん!

明日、3/1は多くの渓流でヤマメ、マス類の釣りが解禁される日なのであります。 
明日は仕事で無理ですが近いうちには行かねばです。また日記書くのでよろしくです。



(編注)タイトルの「かいきん!」は当時ハマっていた「けいおん!」に由来しています苦笑